Stool 60ー Artek(アルテック)

 

 1935年に完成したアルヴァ・アアルト設計の ヴィープリ図書館に初めて設置されたスツール60。アルテック社の創業以来、800万脚以上もの売り上げを誇るロングセラーのスツールは時代を経ても不変の美しさを実感します。

 無垢の脚部は曲げる部分のみを差し込み成型された世界で唯一の製法を誇る技術です。スタッキングも可能。

 

ー 66 chair ー Artek(アルテック)

 

 1935年、アルヴァ・アアルトが手掛けた「66 チェア」は、キッチンやカフェで見かける伝統的な木製椅子の原点ともいえる、シンプルで分かりやすい構造と普遍的なデザインです。頑丈なフィンランド産のバーチ材を用いた広めの背もたれは、腰掛けると程よくしなることで快適にくつろぐことができ、その大きく穴のあいたデザインは持ち運びにも便利です。ベーシックなバーチのナチュラルラッカー仕上のほか、さまざまな色と仕上げのバリエーションを揃えています。

 

ー 69 chair ー Artek(アルテック)

 

 アルヴァ・アアルトによる「69 チェア」は、アルテックの椅子の中で、最も人気の高い椅子のひとつです。

広くて快適な座面としっかりと身体を支えてくれる背もたれ、アルヴァ・アアルトが開発した「L - レッグ」からなる構造で、無駄な要素を削ぎ落としたシンプルなデザインです。

 代表的なバーチ材の自然の色みを活かしたナチュラルラッカー仕上げの他、豊富な色と仕上げのバリエーションを揃えています。

ー Domus chair ドムスチェア ー Artek(アルテック)

 

 近代的な家具デザインの名作とも称される「ドムス チェア」は、イルマリ・タピオヴァーラにより、ヘルシンキの学生寮「ドムス アカデミカ」のためにデザインされました。 高い評価を受けたドムスチェアは、フィンランドを代表する椅子として「フィン チェア」という愛称でも呼ばれるようになります。 三次元に曲線を描く、人の身体に沿った座面など、長期間座っても疲れにくく、心地良く過ごせるデザインを追及しています。 特徴的な小さめの肘掛けは、肘置きとしての役割をきちんと果たしながら、テーブルに椅子を引き寄せやすいように考慮されています。1946年に誕生したドムスチェアは、今もなお、世界中で愛され続けています。

ー アアルト テーブル 90B ー Artek(アルテック)

 

 アルヴァ・アアルトがデザインした円形テーブルは、住まいの子供部屋から図書館などの公共空間まで、あらゆる環境や用途に応える高い汎用性があります。自然素材であるフィンランドのバーチ材を用い、ナチュラルラッカー仕上げ、リノリウムやラミネートのバリエーションを揃えた天板は、耐久性に優れ、時の経過とともに美しく変化し、いつまでも使い続けることができます。日々の暮らしの跡が思い出とともに残るリノリウム、傷がつきにくくお手入れが簡単なラミネート、お好みに合わせてお選びいただけます。柔らかくカーブを描く円形テーブルは食事,仕事,子供の遊びや団らん,用途に合わせて自由自在の使い方ができます。

 

 

ー CH24 Yチェア ー Carl Hansen & Son

  

創造力に溢れ、多作で知られたデンマークの家具デザイナー ハンス J. ウェグナー。

 特に椅子は500脚以上のデザインを残し、そのほとんどが名作として世界中で知られる、まさに椅子の巨匠と呼ぶにふさわしいデザイナー。

 代表作と言える名作 Yチェアは1950年から継続してカール・ハンセン&サンにより生産されています。 シンプルな美と機能性を追求し、その家具の核となるもの、その家具の本質ともいえるべきものを露わにしていく。これが、ウェグナーが後世に遺した最も大きな功績と言えます。

 

ー SHOEMAKER CHAIR シューメーカーチェア ー

 

1970年代はじめに「シューメーカーチェア」の製作を始めたのは、現在のオーナーであるラース・ワーナーの父親でした。この3本脚のスツールの歴史は15世紀にさかのぼり、何世紀にもわたってわずかにそのかたちを変えたものの、平らな座面の牛の乳搾り用のスツールとして使われてきました。そのうちに、靴職人が座り心地を良くする為にお尻のかたちにあわせて削ったことがきっかけになり、それにインスピレーションを得て現在のかたちに近づきました。そのために、シューメーカーチェアと呼ばれるようになったのです。

            

          

             ー Nychair ニーチェア ー 

 

Nychair X(ニーチェアエックス)の誕生は1970年。

日本人デザイナー新居 猛(にい・たけし)により作られて以来、これまで世界各国で50年間以上販売されている椅子の名作です。

 住環境など日本的な成り立ちを背景とし置く場所を選ばないシンプルで美しく機能的であるデザイン、そして国産ならではの品質とくつろぎは、今もなお世界中で評価され、愛用され続けています。

       ―Butterfly stool―

          バタフライスツール   天童木工

 

蝶が羽を広げ飛んでいるかのようなフォルムがその名の由来となっている、柳宗理デザインのバタフライスツール。

また、正面からのフォルムが“天”という漢字や神社の鳥居を連想させるという、いかにも日本的な情緒も持ち合わせています。

同一の成形合板を2枚左右に組み合わせ、1本の金属棒で連結するというシンプルな構造のこのスツールは、1956年の発売以来、ジャパンを代表するデザインとして、国内だけにとどまらず海外でも非常に高い評価を受けています。

現在、世界各国の著名な美術館に収蔵されており、さらに、ニューヨーク近代美術館(MOMA)や、パリのルーブル美術館ではパーマネントコレクション(永久所蔵品)として選定されています。

 

|柳宗理

1915-2011 昭和-平成時代のインダストリアルデザイナー。
大正4年6月29日生まれ。柳宗悦(むねよし)・柳兼子(かねこ)の長男。柳宗玄(むねもと),宗民(むねたみ)(園芸研究家)の兄。昭和17年坂倉準三建築事務所にはいり,フランスのデザイナー,ペリアンの助手をつとめる。27年の日本インダストリアルデザイナー協会の創立,35年東京での世界デザイン会議の開催にかかわる。53年日本民芸館館長。平成14年文化功労者。平成23年12月25日死去。96歳。東京出身。東京美術学校(現東京芸大)卒。代表作に椅子「バタフライスツール」,札幌冬季五輪聖火台など。

 

       

 

     ―低座椅子―    天童木工

 

  1957年に20世紀の日本建築界を代表する建築家・坂倉準三率いる、坂倉準三建築研究所によってデザインされる。

 低い座面は和装の女性を意識して考えられたと言われています。1960年にはミラノトリエンナーレに出展されグランプリを受賞。  座面を低く設定することで、床座の人と同じ目線で過ごすことができ、ソリ状の脚は畳を傷めないための工夫によるもの。これらは、ソファに座る人や絨毯に置き換えても同様で、現代の住宅でも同様にお使い頂くことができます。

 また、ご家庭だけでなく、旅館やホテル、近年ではカフェなど、様々なスタイルでお楽しみい頂けます。

 

2019年 グッドデザイン・ロングライフデザイン賞受賞

 

         ―Elephant stool―

          エレファントスツール

 

象脚スツールは1954年にデザインされ、1956年、当時FRP製品の研究開発を行っていた株式会社コトブキから発表されました。以来、1957年、ミラノトリエンナーレ出品、1966年、アムステルダム美術館「椅子の50年史展」にバタフライスツールとともに選出され、1970年の大阪万博ではパビリオンで使用されるなど、日本のインダストリアルデザインを代表する名作として国内外で高い評価を受けてきました。デザインから50周年を迎えた2004年、環境に配慮し素材をポリプロピレンに変更してVitra Design Museumから再復刻されました。簡素で時代を感じさせないデザインは、「作品の質を長続きさせる」というデザイナーの意図を忠実に表現しています。

 

|柳宗理 Sori Yanagi

1915-2011 昭和-平成時代のインダストリアルデザイナー。
大正4年6月29日生まれ。柳宗悦(むねよし)・柳兼子(かねこ)の長男。柳宗玄(むねもと),宗民(むねたみ)(園芸研究家)の兄。昭和17年坂倉準三建築事務所にはいり,フランスのデザイナー,ペリアンの助手をつとめる。27年の日本インダストリアルデザイナー協会の創立,35年東京での世界デザイン会議の開催にかかわる。53年日本民芸館館長。平成14年文化功労者。平成23年12月25日死去。96歳。東京出身。東京美術学校(現東京芸大)卒。代表作に椅子「バタフライスツール」,札幌冬季五輪聖火台など。

 

DAX.
DAX.

―Eames Shell Chairs―  HermanMiller

  イームズ シェルチェア

 

|新素材と新技術を追求して生まれたデザイン

1948年、ニューヨーク近代美術館が開催したローコスト家具デザイン国際コンペの為にデザインされ、1950年にハーマンミラーによって製品化されたイームズシェルチェアは、第2次世界大戦中に開発されたプラスチック成型技術により大量生産が可能となった初めてのプラスチック製の椅子となりました。

イームズ夫妻が追求したのは、素材の特性をありのままに表現したデザイン。プラスチックが身体の曲線にフィットするオーガニック(有機的)なシーシェルを作ることができる素材と確信していました。時代を超えてなお斬新で質の高いデザインは、今も様々な空間で「すわり心地のよい椅子」として親しまれています。

 

|チャールズ&レイ・イームズ

チャールズ・イームズは、ワシントン大学で建築を学んだ後、建築業務を開始。ミシガンのクランブルック芸術アカデミーの設立にも関わり、この時期にエーロ・サーリネンと共に開発したモダンファニチャデザインは、ニューヨーク近代美術館主催のコンテストで2つの大賞を受賞。1941年レイと結婚。夫妻が開発した成型合板家具を1946年、ハーマンミラーが販売を開始。それ以来、イームズ夫妻とハーマンミラーは確固たるパートナーシップを築いています。 

―オーチェア  OH CHAIR―   umbra (アンブラ)

 

世界的にも最も注目されているプロダクターの1人、カリム・ラシッドによってデザインされたスタッキングチェアー。美しい流線型のフォルムで包まれるような感触は長時間でも快適な座り心地です。ダイニングチェアー、屋外、オフィス、カフェ等多くの場面で活躍できます。

 

1999年カナディアンインテリア賞でBest of Canada Design受賞